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高次脳機能障害の裁判例 7級・9級 について

1|後遺障害等級7級が認められた事案

脳挫傷、肋骨多発骨折、左肺血気胸等の傷害

「記銘力低下、注意・集中力の低下、知的能力の低下、状況判断能力、類推能力、想像力及び理論的思考などの思考力全般の低下があり、高次脳機能障害が認められる。性格変化、易怒性、状況への無関心及び依存性も認められる。」

名古屋地裁平成22年3月19日

この事案では、7級の後遺障害が認められています。

7級の事案になると、本人には自覚症状がないこともあるかもしれません。

身近な人が交通事故にあった後に、認知障害・行動障害・人格変化などの変化を感じたら、迷わず、弁護士などの専門家に相談するよう、教えてあげて下さい。

今後の生活を維持するためにも、正当な損害賠償を得ることは必要不可欠です。

2|後遺障害等級9級が認められた事案

脳挫傷等の傷害

「本件事故後、記銘力・集中力の低下、新しいことの学習障害を来していることが認められる。」

「ジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝し、世界大会で一〇位に入賞したこと、上記大会の競技ルールは相当複雑で細かいものであることが認められる。しかし、前記各証拠によれば、同競技の正味時間は一五分であり、原告の集中力が維持可能な範囲と考えられ、加えて、原告がこの方面の草分け的存在であって、後進を大きく引き離す存在であること、競技の内容自体、高度の精神作用を要するものというよりは、体に刻まれた修練や多年の経験に基盤を置くものであって、原告の障害である短期記銘力の低下とは必ずしも直接は関わらないと見られることなどによれば、上記のような障害を負いつつもなおこれを凌駕・克服して好成績を挙げる余地もあると考えられる。」

「調理学校等で長時間にわたる講演会を開いたことが認められる。しかしながら、他方で、前記各証拠によれば、上記講演会については、長時間にわたることは確かとしても、案文は学校側の作成によるもので、実演を挟むなどもしたというのであり、講義内容も原告の経験談やバリスタの業務内容等平易かつ定型的なものであると見られ、原告においても、平素から習熟した内容であると考えられるから、上記のような障害があるとしても、なおこれを克服しつつその実現は可能であると考えられる。」

「「○○」「△△」、「□□」等の著述を行ったことが認められるが、他方、前掲各証拠によれば、原告は、同活動にあたり、ライターの援助を得た模様であり、上記の事実が、原告の実態を把握する資料というには難があると考えられる。」

「トークショーや料理番組フーディーズたちなどに出演したことが認められるが、前掲各証拠によれば、同番組等は、所詮広告宣伝番組であって美化虚飾の介入は避けられず、内容的にも映像の断章を編集して作り上げられたもので、原告の実相を反映するというには誇張があると考えられる。」

千葉地裁平成22年1月29日

上の事案では、9級の後遺障害が認められています。

この事案で特徴的な点は、被害者の方が高次脳機能障害を負いながらも、事故後に「ジャパンバリスタカップで優勝」、「講演会を開いた」、「著述を行った」、「TV番組等に出演した」等していることです。

そして、そのことを理由に、保険会社は後遺障害の等級について激しく争っています。

高次脳機能障害に詳しくない弁護士に相談すると、このような事案では後遺障害は生じていないとの安易な返答が返ってくることもあるかもしれません。

しかし、そのような素人判断は大変危険です。

高次脳機能障害を負ったとしても、その症状が比較的軽ければ、本人の努力次第で、従前通りの能力を発揮することは不可能ではありません。

仮に従前通りの生活が可能であったとしても、現に障害が生じている以上、正当な損害賠償を得ることは正当な権利なのです。

保険会社の策略により、不当に損害賠償額を制限されることのないよう、どうぞご相談下さい。

3|裁判所の判断

裁判所が認定する等級は、必ずしも自賠責保険が認定した等級とは一致しません。

裁判所は、自らの判断により、後遺障害の等級を認定することが可能だからです。

ただし、自賠責保険によって認定された等級と、裁判所が認定した等級は一致する事が多いです。

後になって裁判で覆る可能性があるからといって、自賠責保険の認定段階で必要な検査等を怠っていると、大きな不利益を負うこともあります。

高次脳機能障害の解説
高次脳機能障害の認定について
高次脳機能障害の典型的な症状
高次脳機能障害の深刻度
MTBI(軽症脳外傷)について
高次脳機能障害の裁判例1級・2級
高次脳機能障害の裁判例3級・5級
高次脳機能障害の裁判例7級・9級
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