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むち打ちの後遺症

1|むち打ち後遺症の認定方法

(1)はじめに

むち打ちは、交通事故による傷害の中では最も多い類型です。

つまり、苦しんでいる被害者が多いということです。一方で、むち打ちの後遺症は後遺障害として認められないというイメージがあると思います。

確かに、臨床家の研究によれば、むち打ち症の7~8割は軽傷で、1.5~3カ月以内に治癒するケースが大部分であるとのことです。

しかし、その病態が医学的に解明されているとはいいがたく、難治例も存在します。

そのため、むち打ち後遺症は後遺障害として認定されることもあります。

(2)後遺障害診断書の作成

後遺障害等級認定のためには、症状固定後に、後遺障害診断書を作成する必要があります。

後遺障害診断書とは、このような書面のことを言います

後遺障害診断書COPY

この後遺障害診断書を、主治医の先生に作成・発行してもらいます。

時折、柔道整復師の先生に診断書を書いてもらおうとする方がいらっしゃいます。

しかし、後遺障害診断書は、文字通り診断書なので、診断を伴うことから、医師以外が作成することはできません。

また、むち打ちであれば、整形外科医の先生に書いてもらうことが望ましいと言えます。

ただ、整形外科を受診していない、事故直後数回しか通院していないというような場合だと、整形外科の先生にお願いしても、後遺障害診断書を書いてもらえないこともありえます。

診断書は、医師が責任をもって診断したことを示す文書ですので、今まで通院していなかったにもかかわらず、診断して後遺障害診断書を作成してほしいと依頼しても、「診ていないから書けない」と断られてもやむを得ないように思われます。

整骨院をメインにリハビリを受ける方は、この点に特にご留意ください。

(3)自賠責に対する認定申請

次に、作成した後遺障害診断書を、医療記録その他の必要書類と共に自賠責保険に提出します。

この自賠責保険への提出の方法には二通りあります。

自分で行う「被害者請求」と、任意保険会社を通して行う「事前認定」です。

両方を比較すると、事前認定の方が手続面の煩雑さは軽減できます。

なぜなら、後遺障害診断書以外の必要書類をそろえるのは、任意保険会社がやってくれるからです。

ただ、任意保険会社が、自分の会社に有利な(こちらに不利な)意見書を添付することもありますし、事前認定では、等級認定がなされただけでは保険金は振り込まれません。

これに対し、被害者請求は、自分で病院から診断書・レセプトなどの医療記録を取り寄せたりして書類を揃えないとなりませんので、手間がかかります。

しかし、認定されれば、すぐに自賠責保険金額が受け取れるなどのメリットがあります。

参考:「後遺障害認定サポート」

2|むち打ち後遺症の認定基準

① むち打ち後遺症の主な症状は、頚部痛、頭痛、上肢のしびれと言った神経症状です。

そのため、該当しうる後遺障害は、「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)と「局部に頑固な神経症状を残すもの」(12級13号)ということになります。

なお、むち打ちのため頚部の運動制限が残っても、通常、後遺障害とは認定されません。

ただ、いわゆる根症状型で神経根症状が明らかなケースなどでは、頚椎に手術が施行されることがあり、このような場合には、頚部の運動制限について「脊柱に運動制限を残すもの」(8級2号)と認定されることがあります。

上記のような運動障害が認定されるケースは稀であるため、以下、頚部痛、頭痛、上肢のしびれなどの神経症状が該当しうる後遺障害である「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)と、「局部に頑固な神経症状を残すもの」(12級13号)を中心に説明していきます。

② どのような場合にむち打ち後遺症が後遺障害として認定されるかについては、症状が医学的に証明可能か、受傷時の状態や治療の経過などから妥当性が認められるかが基準となっているとは言えますが、なお抽象的と言わざるを得ません。

ただし、以下のような事実について、むち打ち後遺症が後遺障害と認定されるために有利に働くと言えそうです。

  1. 受傷直後から症状が一貫していること。
  2. 神経症状の根拠となり得る画像所見があること。
  3. 神経学的検査で異常が認められていること。
  4. 整形外科への通院が真面目にされていること。
  5. 治療が一定期間に及んでいること。

これらに当てはまる場合には、むち打ち後遺症が、後遺障害として認められる可能性が高まります。

特に、2.のように画像(XP、CT、MRI等)において、症状の原因となり得る異常所見が明らかに認められる場合は、むち打ち後遺症が後遺障害として認定される可能性が高いと言えます。

仮に、2.のような画像所見がない場合には、それ以外の事実が重要になります。

1.及び4.は、人間の神経について、医学的にも明らかになっていないことが多いことから、実際には、痛みがあるのに症状の存在を証明できるまでの他覚的な所見がないという場合も十分にありえます。

そこで、事故後、整形外科に頻繁に通院し、一貫した症状を訴えている場合などは、その痛みが継続しているからこそ整形外科に通う必要があったと評価され、むち打ち後遺症が後遺障害として認められるために有利な要素になります。

3.は、筋力低下があるか、神経根に圧迫を加えたときにその神経根の支配領域に放散痛が生じるか、健常者には出現しない反射があるかなどを検査し、神経に異常があるかどうかを判断するもので、自賠責保険においても重要とされているといわれているものです。

そのため、むち打ち後遺症が後遺障害として認められるために有利な要素になります。

最後に5.については、半年以上治らないということは、今後も症状が残る蓋然性が高いという意味で、むち打ち後遺症が後遺障害として認められるために有利な要素になります。

3|むち打ち後遺症が非該当となるケース

「2|むち打ち後遺症の認定基準」で述べたことと逆のことがあてはまるケースでは、後遺障害等級非該当となることが多いでしょう。

つまり、①‘受傷当時から一貫しない症状である(例えば、治療の途中で症状が新しく出現したり、憎悪したりする)場合、②’③‘症状の原因となり得る他覚的所見がない、④‘実通院日数が少ない場合、⑤‘治療期間が短い場合などです。

これらの場合では、むち打ち後遺症が後遺障害と認められないケースが多いといえます。

これは、むち打ち後遺症が後遺障害と認められるケースの理由の全く逆のことが言えるからです。

すなわち、

  • 受傷当時から一貫しない症状である場合=事故による受傷とは別の原因である可能性がある。
  • 他覚的所見がない場合=症状の存在が説明できない。
  • 実通院日数が少ない場合=軽症であり、後遺症が残るとは考えにくい。
  • 治療期間が短い場合=治療においても回復が見込めないとは言えない。

などといったことが言えてしまうのです。

4|むち打ち後遺症の頭痛

交通事故によりむち打ちになったとき、慢性期の主な症状の一つとして、頭痛があります。

むち打ちによる頭痛は、一般に「バレー・リュー症状」と言われます。

バレー・リュー症状とは、「椎骨神経(頚部交感神経)の刺激状態によって生じ、頭痛、めまい、耳鳴り、視障害、嗄声、首の違和感、摩擦音、易疲労性、血圧低下などの自覚症状を主体とするもの」などと定義される症状です。

バレー・リュー症状型の頭痛のみを理由としてむち打ち後遺症が後遺障害等級認定されることは極めて少ないと言われています(もちろん、神経根圧迫症状と併せた頭痛は別です。)。

もちろん、脳などに異常が生じていることによる頭痛などは後遺障害と認定されることがありますが、それはむち打ち後遺症による頭痛とは言えませんので、むち打ち後遺症での認定とは異なります。

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