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「RSD(交感神経の異常)」について

RSDの後遺障害は、疼痛・神経損傷・皮膚変化・発汗異常・骨萎縮などの症状があげられます。

RSDとは

RSDとは、交感神経の異常な反射亢進を基盤とする疼痛、腫脹(ふくれ)、関節拘縮等を主な特徴とする病態をいいます。

但し実際には、RSDに類似した症状を呈するものの、交感神経が関与していない痛みもあった為、CRPS(複合性局所疼痛症候群)という概念が出てきました。

CRPSは更に2つのタイプに分かれ、神経損傷のない従来のRSD(type1)と、神経損傷と関係したカウザルギー(type2)があります。

RSDの発生原因

外傷を受けると、正常な交感神経反射が起こり、出血を止めたり、余分な腫脹を防ぐために四肢の血管は収縮します。

外傷が治れば、この反射は通常なら消失するのですが、RSD患者の場合は、この反射が消失せずに働き続け、RSDを発症することになるといわれています。

RSDの症状とは

RSDの主な症状は、「疼痛、腫脹、関節拘縮、皮膚変化」とされていますが、他にも「発汗異常、骨萎縮、筋萎縮、手掌腱膜炎」などがあり、特に、骨萎縮は、後遺障害等級認定上、重要な症状とされています。

疼痛については、原因となる外傷に不釣り合いなほど強烈であり、type1の自発痛(何もしなくても痛むこと)はうずくような疼痛が、type2では、これに加えて灼熱痛があります。

また異痛症(本来は痛くない刺激を痛みと感じること)や知覚過敏が起こることもあります。

RSDの病期

1.第1期(最初の3か月)

急性期とも呼ばれ、灼けるような鋭い疼痛が断続的に現れるようになり、それがやがて持続的なものになります。

またこの時期の後半には、しばしば知覚過敏症が現れます。

腫脹は柔らかく、皮膚は発赤し、発汗が亢進し、1か月ごろにはX線画像によって骨萎縮が出現します。

2.第2期(3か月~9か月)

亜急性期とも呼ばれ、疼痛は増悪・持続し、第2期の後半には最も強くなります。

腫脹は固くなり、関節拘縮も現れてきます。

皮膚の萎縮も始まり、この時期から第3期へと持続します。

3.第3期(9か月~2年以上)

疼痛は和らぐものの持続します。

皮膚の萎縮・関節拘縮も顕著となり、屈曲・伸展などの可動性が喪失し、骨萎縮も増強します。

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