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高次脳機能障害の裁判例 1級・2級 について

1|後遺障害等級1級が認められた事案

頭部外傷、広汎脳挫傷、視神経損傷、頭蓋底骨折、眼窩底骨折、脾破裂、膵のう胞、外傷後水頭症、高次脳機能障害、視機能障害、顔面瘢痕等の傷害

「高次脳機能障害のため、記銘・記憶力、認知力、言語力といった意思疎通能力、理解力、判断力といった問題解決能力等が著しく低下し、食事、更衣、排尿、排便、入浴等の日常生活動作に全面的に介助が必要な状態であり、生涯にわたって常時介護の必要がある」

東京地裁平成22年11月24日

上の事案では、今後の生活において全面的な介助が必要とされました。

後遺障害が1級と認定されるためには、重度の高次脳機能障害である必要があります。

1級が認められる場合、損害賠償額も多額になることから、加害者(ないし保険会社)は等級を下げようと、あらゆる策を尽くしてきます。

高次脳機能障害に馴染みの薄い弁護士が対応した場合、ある意味、高次脳機能障害のプロである保険会社と互角に戦うことは出来ません。

このことから、弁護士選びは極めて重要です。

2|後遺障害等級2級が認められた事案

びまん性軸索損傷、脾臓損傷、左肘粉砕脱臼骨折、右鎖骨骨折等の傷害

「身体能力としては、本件事故による左不全麻痺、感覚障害、左肘関節拘縮、体幹失調によって、左手を用いる作業は困難であるものの、右手のみで可能なものについては相当程度可能であると認められる。具体的には、食事の際に箸やスプーンを用いること、衣服の着脱(ただし、小さなボタンの場合は困難である。)、服薬、排泄は基本的には独力で可能であり、介助は一部にとどまるものと認められる。また、歩行については、杖と介助による場合にはわずかな距離であれば可能であるが、基本的には車椅子又はワークチェアーによるものと認められる。他方で、原告X2には高次脳機能障害による見当識障害、記銘力障害、自発性の乏しさがみられることから、日常生活動作全般について、基本的に指示や声かけが必要であり、独力等で可能な行動についても一部又は全て介助が必要となる場合があるものと認められる。」

「起立及び歩行については車椅子又はワークチェアーによるという制限があるものの、一応独力でできるほか、移乗についても一部介助で足りること、左手を用いての動作をすることが困難であるものの、右手を用いての動作は可能であり、食事、更衣、洗面、服薬、排泄等一定程度の日常生活動作を独力又は一部介助により行うことは可能であること、中等度の見当識障害、記銘力障害等に加え、傾眠傾向及び自発性の乏しさなどから、日常生活動作等をするに当たって、他人による指示や声かけが必要であるものの、殊更に自らを危険な状況に置いたり粗暴な行為をしたりするなどの状況はみられないことからすれば、いまだ常時介護の必要性までは認められず、原告X2の高次脳機能障害を前提とする精神・神経系統に関する後遺障害は「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの」にとどまるといえるから、その後遺障害等級は第2級相当であると認める。」

東京地裁平成23年1月20日

上の事案では、2級の後遺障害が認められています。

被害者の方は、重い高次脳機能障害を負っており、大変な生活を強いられることでしょう。

しかしその反面、裁判所は、車椅子による移動は可能なこと、衣服の着脱は可能なこと、見当識障害・記銘力障害が中程度にとどまることを前提として、2級の後遺障害を認定しています。

この事案では、事故当初の障害結果が極めて重大であったものの、幸運にも、症状固定後には上記の程度にまで症状は回復しているのです。

判決に記載されていない事案の詳細を知ることまでは出来ませんが、判決を分析する限り、2級に該当する高次脳機能障害の幅はかなり広いと言えるでしょう。

3|裁判所の判断

裁判所が認定する等級は、必ずしも自賠責保険が認定した等級とは一致しません。

裁判所は、自らの判断により、後遺障害の等級を認定することが可能だからです。

ただし、自賠責保険によって認定された等級と、裁判所が認定した等級は一致する事が多いです。

後になって裁判で覆る可能性があるからといって、自賠責保険の認定段階で必要な検査等を怠っていると、大きな不利益を負うこともあります。

高次脳機能障害の解説
高次脳機能障害の認定について
高次脳機能障害の典型的な症状
高次脳機能障害の深刻度
MTBI(軽症脳外傷)について
高次脳機能障害の裁判例1級・2級
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